平衡点


2019/02/07

_ Gmail へのメール転送

個人的には Gmail のアドレスは連絡先としては不便なのであまり使っていな いのですが, 他で受け取ったメール のバックアップ を検索できるようにし ておくのには大変重宝します.

面倒なのは SPF, DKIM, DMARC ですかね. 特に ML の運用がナイーブな所だとこれら全ての設定がザルなので, 安直に転送するとGmail側からrejectされます.

DMARC を設定する前に、SPF(Sender Policy Framework)と DKIM を設定することをおすすめします。DMARC はメールの信頼性の検証に SPF と DKIM を使用し、メールが SPF チェックまたは DKIM チェックをパスしなかった場合に、DMARCポリシーを適用します。

[from:G Suite 管理者ヘルプ]

との事なので, とりあえずは 「SPF が通っていれば DKIM でfailしてもOK」ということになります(本当かなぁ…

転送元のサーバが SPF に対応してくれているので, procmail にて

# qmail の場合
SENDMAIL=/usr/sbin/qmail-inject
SENDMAILFLAGS="-f転送元のアドレス -a"
# postfix の場合
SENDMAIL=/usr/sbin/sendmail
SENDMAILFLAGS="-oi -f転送元のアドレス"
# 転送先
FW="転送先のgmailのアドレス"
...
# forward
:0
!$FW

とすれば, SPF は通るようになります. あ, 当然 SPAM は転送しないように適宜撃墜していることが前提となりますが.

…とはいえ, DKIM は当然ながら FAIL になっちゃいますね.

転送時に, 署名を消して再署名する様にすれば, まあ通る様になりますが, 同居している他の人々が安直に転送している状況では MTA側を弄る気にはなれないですし.

というわけで.

(2019/03/03 修正)


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