平衡点
2009/03/05
_ udunits, grads, gmt のパッケージ作成
某所で行なう実習でGrADS とGMT が必要になったので作成.
GMT については Debian 本家でも提供されているのだけれどGMT で矢羽を描くためのパッチを当てる必要があるので, ちょっとゴニョゴニョとする.
GrADS
前置き
以前作成したインチキパッケージがあったので試しに動かしてみたのだけれど, 構築時に依存ライブラリを正しく探せていなかった様でほとんどの機能が使えない.
ダメぢゃん
という訳で, イロイロ調べつつ, パッケージを作成してみる. GrADS は GPL ver.2 らしいので, ソースから作成しても問題ないよね,ということで, とりあえず落としてきて configure を走らせてみると,殆どの機能が disabled になった. 特に netcdf, hdf あたりが disabled なのは頂けない.
config.log を調べると udunits.h を探している様なのでまず UDUNITSから導入...ってパッケージ無いのか.
UDUNITS
UDUNITS の COPYRIGHTは以下の通り
(C) Copyright 1992,1995 UCAR/Unidata Permission to use, copy, modify, and distribute this software and its documentation for any purpose without fee is hereby granted, provided that the above copyright notice appears in all copies, that both that copyright notice and this permission notice appear in supporting documentation, and that the name of UCAR/Unidata not be used in advertising or publicity pertaining to distribution of the software without specific, written prior permission. UCAR makes no representations about the suitability of this software for any purpose. It is provided "as is" without express or implied warranty. It is provided with no support and without obligation on the part of UCAR or Unidata, to assist in its use, correction, modification, or enhancement.
- 使用, 複製, 改変, 配布の際には著作権表記とライセンス文を同梱すること
- 事前の許可なく UCAR/Unidata の名前を宣伝やらに使わないこと
- サボートはしないし, その義務も無いからね
かな?
というわけで, udunits と libudunits-perl を作成.途中 Makefile 内の perl Makefile.PL に INSTALLDIRS=vendor を指定できなくてジタバタするものの, 結局 Makefile に patch あててゴマカス.
grib2
NCEP のサイトから, g2clib を落としてきてパッケージ化...して良いのか? ライセンス表記が無いな.
... Public Domain でした.
おとしてきたら, まあなんと素気ないこと. makefile はあるけれど build の為のルールしか書かれていない, という.
久々に debian/rules 内で mkdir とか書いた.
DAP とか NCDAP とか
この辺は電脳 Ruby で使っていたので作成ずみだった... と思いきや, はまった.依存関係で lixml2-dev と libcurl4-gnutls-dev が足りなかった様で,dap-config が正しく動作していなかった.
これは share library の作成とか, ちょっと真面目にやったら良いのかな. あとで考えよう((同様の問題は netcdf-ruby でもあった. libnetcdf-dev が Depends に無かった)).
libsx
GrADS の GUI support に必要なので.
upstream はドコだ. うがー.
freshmeat に Project があるけれど, ここの ver. は 2.04. そして Fedora にあるパッケージ情報(spec)は2.05 だったりして.
うーん.
とりあえず, ここの spec にある情報を元にパッケージ作成
再び GrADS
というわけで GrADS にもどる.GrADS 本体は ./configure & make & make install なので特に悩まず.
data 置き場を /usr/share/grads にして, ついでに src の中の /usr/local/lib/grads 決め打ち部分を修正して構築終了.
さて, どうすっかな. 電脳の置くのもナンだしなぁ.
GMT
公式に Debian パッケージがある. けれども 4.3 系でちょっと古い, かつ矢羽パッチが無い(ありゃりゃ).そんな訳で GMT を new upstream としてパッケージングすることに.
...その2 につづく