平衡点
2010/11/24
_ squeeze の installer beta 1 を試してみる/network install
結構前ですが d-i beta1 が出ています. 丁度 OSC や KOF で酷使(?)されてきた Sony VAIO type G の環境を真っ新にしたいと思っていたのでテストも兼ねてクリーンインストールしてみました.
インストール前の準備/ハマリ
以前 install した際には USB メモリから installer が起動したのですが, 今回の installer では USB メモリから起動できませんでした. 試しに lenny の installer を使ってみましたがそれも駄目. BIOS の設定で external device からの boot は有効にしているのですが...うーん? 光学ドライブは内蔵していないので, 始めて network install を試してみます((ちなみに USB 接続の光学ドライブの CD からも起動できなかった...なんでかしら)).
network install(pxeboot)の設定についてはDebian GNU/Linux インストールガイド - 4.5. TFTPネットブート用ファイルの準備を参考に. 事前に install する機械の MAC アドレスを調べておくこと.
bootp の導入
DHCP でアドレス配るのではなくて, BOOTP でアドレス決め打ちで installer を起動することに.
$ sudo aptitude install bootp ... $ sudo update-inetd.conf --enable bootps
bootpの設定ファイルは /etc/bootptab. 上記インストールガイドにもあるけれど「printcap, termcap, disktab ファイルなどでお馴染みの, 例のわかりにくい形式になっています」. 設定は以下の通り
# /etc/bootptab: database for bootp server (/usr/sbin/bootpd) client:\ bf=pxelinux.0:\ ip=XXX.XXX.XXX.XXX:\ # install 対象に振るアドレス sm=255.255.255.0:\ sa=YYY.YYY.YYY.YYY.:\ # tftpd を起動するアドレス ha=0123456789AB: # install 対象の MAC アドレス
インストールガイドでは hd=/tftpboot も指定しているけど, それを書くと駄目だった. これは良くわからない.
tftpd-hpa の導入
特に困る事もなく.
$ sudo aptitude install tftpd-hpa ...
インストール時の質問で tftproot を何処にするか聞かれるので, 適宜答えておく.
インストーラの取得と展開
- Debian-Installer を使ったインストールからリンクを辿って netboot.tar.gz を取得する. これを tftproot に展開しておく.
- /etc/hosts.allow,hosts.deny の設定をみなおしておく. tcpwrapper で in.tftp へのアクセスが弾かれていて嵌った
起動後は...
結局 Expert install しか試していませんけれど, 特に問題無く. 良いんじゃないでしょうか? とりあえず installation report ですね.