平衡点
2014/11/27
_ google-contacts-wl 改め gcontacts-get-wl
ひっそりと google-contacts-wl を更新し,emacs-misc/gcontacts-get.el の更新に合わせて, 名前を gcontacts-get-wl にしました.
これは何?
Google Contacts にある名前,(あればニックネーム),メールアドレスを wanderlust の Address ファイルに書き出す elisp です.
Address ファイルの形式はいたって単純で
email1 nickname1 fullname1 email2 nickname2 fullname2 :
と,一行につきメールアドレスと対応するニックネーム,名前が <TAB> 区切りで列挙されているだけです. 本 elisp では
- nickname 無い場合には fullname を二回続ける
- fullname も無い場合にはメールアドレスを並べる,
というおバカ使用になっていますが,実用には耐えるので,まあ良いか,と.
あと,1-way converter (GoogleContacts → Address ファイル)なので, 御本尊が Google Contacts な人向けです.また,手元の Address ファイルを上書きするのでご注意下さい.
ちなみに emacs-misc/gcontacts-get.el 以外にも google-contacts.el | Julien Danjou というモンもあって, こちらは非同期通信かつ高機能だったのですが,認証が oauth2 のみで, かつ Emacs >= 24 用だったので使いませんでした(一瞬試してみているので,Github の履歴には残っています).
使い方
依存パッケージは,多分無いと思っていますが,どうかな...? 一応 Emacs >= 23 で動作確認しています.
- gcontacts-get-wl.el を load-path のあるディレクトリに置く
- 以下を ~/.wl に記述: 必要な所は適宜書き換えて下さい.
# source: scheme (setq wl-address-file [somewhere]) (require 'gcontacts-get-wl) ;; Optional1 - application login ;; (setq gcontacts-get-email "Your GMail Address") ;; (setq gcontacts-get-passwd "Your GMail Password") ;; Optional2 - use auth-source ;; (setq gcontacts-get-passwd-use-auth-source "somewhere") ;; Optional2 - use Oauth2 (Required package `oauth2') ;; (setq gcontacts-get-use-oauth2 t) ;; (setq gcontacts-get-oauth-client-ID "Your Client ID") ;; (setq gcontacts-get-oauth-client-secret "Your Client Secret")
認証方式1, 2, 3 を適宜選択して下さい. authinfo を使う場合には素のファイルより .gpg の方が良いと思います.
- M-x gcontacts-update-wl-address
そんな訳で.
まあ,個人的な用途にしか使用していないので,こんなんで良いかなぁ,と.
望むべくは Emacs から Google Contacts を編集することなんでしょうけれど, 幾つかある情報を参考にしてみても,いまいち上手く動作しません. 誰か教えて下さい.
もしくは GoogleContacts を LDAP アドレス帳として使えるようになっていれば, wl-use-ldap で直接アドレス補完できるんですけれどね.