平衡点


2015/10/04

_ gcontacts-get-wl 更新

元ネタにしている gcontacts-get が更新されていたので, ひっそり更新 (古い) Password での認証が動かなくなっていたので oauth2 必須にしました.


2015/10/15

_ console と GDM3 の keymap

GNOME3.18 が着々と unstable に upload されつつあるわけで, 手元の laptop もほぼ GNOME 3.18 になりました.

昨日あたりに laptop の再起動をしたら, GDM からログインできなくなってしまいました.

じたばたすることしばし. keyboard layout が US 配列として動作していた, というオチでした. Ctrl+Alt+F1 でコンソールに移動したら, そっちも US 配列.

んー?

console でのキーボード配列の設定

Google 先生あたりに聞くと, (systemd だと)

  • 「/etc/vconsole.conf に設定を書く」
  • 「localectl list-keymaps を唱えよ」

とか出てくるかと思いますが.

Debian の場合は今迄通り,

% sudo dpkg-reconfigure keyboard-configuration

で適宜設定しておきましょう(もしくは, /etc/default/keyboard を変更).

結局, 多分 systemd 調べる際に作成した /etc/vconsole.conf が残っていたので, これが悪さをしていたみたいでした. コンソールの配列が US 配列になってしまうのは, これで解決

Graphical Desktop 環境でのキーボード配列

GDM からログインした後は setxkbmap jp なり, xmodmap なりを唱えれば良いわけですが, GDM でログイン時に US 配列になっているのは何故だろうか, とじたばた.

結論から言うと GDM が wayland を起動していました.

  • GDM は wayland で起動
  • GDM で認証後に, X の gnome-session が起動

という状況.

試しに /etc/gdm3/daemon.conf の

[daemon]
# Uncoment the line below to force the login screen to use Xorg
WaylandEnable=false

を有効にして GDM を再起動したら, キーボード配列も正しく日本語配列となりました.

と, いうわけで.

特に設定変更していないので, 恐らく(動きそうなのであれば) Wayland を使う, というのが GNOME の方針なのかなぁ. だとすると, GDM を Wayland で動かす際 のキーボード配列はどうやって設定するのかしら. 元々 Debian には /etc/default/keyboard がある訳で, これを良い様に読み込む(or 適切な設定ファイルへ変換する)のが良いと思うわけですが.

…そもそも Wayland 環境のキーボード配列を global に変更するにはどうしたら良いの?

あ, GNOME3.18 の使用感については特に. どんどんスッキリとしていくので, 良い感じですね. Terminal がアレなのは相変わらずですが. .


2015/10/24

_ OpenBlocks AX3

昨年度末に買ったは良いが、まったく触れていなかった OpenBlocks AX3 にようやく火を入れた. 購入したのは「OpenBlocks AX3 イーサ4ポート J パッケージ」.

初期状態で起動し, シリアルコンソールで接続してみると, ほぼ「素」の Wheezy環境. 公式ドキュメントにある通り,

  • / は 128MB の RAM ディスク(initrd)
  • /.rw を 384MB の RAMディスク(tmpfs) として確保し,

/etc,/user 等をこの下に作成

  • Unionfs で /.rw/user 等を /usr に被せている

flashcfg で RAM ディスク(initrd)は上書き可能なので, 必要な設定をしたら initrd を更新しておき, システムは read-only で運用する, などとするのが良いのだろう.

想定している用途は「4 つある Gigabit Ethernet を使っての, 居室内のルーティングと職場 LAN 環境のモニタリング」であるわけだが, ちょっと設定したら, すぐに 384MB 使い切ってしまったので, そのうちメモリとディスクを追加すると思う.

_ 複数 NIC が存在する場合のルーティング

最近弄ってなかったから忘れてしまっていたので, メモ.

HW

  • HW: Openblocks AX3
  • OS: Debian 7.9 (wheezy)

ネットワーク環境

OpenBlocks AX3 をルータに.

  • eth0: global IP
  • eth1: 内部 LAN, 固定 IP
  • eth2: 居室 LAN, 固定 IP

図にすると以下の様な感じ, かな?

                    +--------+
                    |    |
         +----------内部LAN1---+gateway1+---内部LAN2,3,...
         |           |    |
     +------+-------+       +--------+
     |  eth1   |  +--------+
     |       |  |    |
居室LAN---+eth2   eth0+----+gateway0+---------The Internet
     |       |  |    |
     |  eth3   |  +--------+
     +------+-------+

AA ちゃんと出るのかしら? 駄目か.

やりたい事

  • 居室LAN内の計算機は eth2 から IP Masquarade で eth0 を経由して外へ出る
  • ただし, 内部LANへの接続の際には eth1 を経由する.
  • 内部LAN には VLAN 間通信が設定されているので, 内部LAN2, LAN3 への接続の際には LAN1 の gateway を経由して接続する

ルーティング

  • 先ず, eth0 は通常通りに設定する.
  • 次に eth1, eth2 に関しては gateway に関する設定行を書かない.

この時点で eth0, eth1, eth2 の機材との疎通を確認しておくと良い.

% route -n
Kernel IP routing table
Destination     Gateway         Genmask         Flags Metric Ref    Use Iface
0.0.0.0         [gateway0]      UG    0      0        0 eth0
[内部LAN1]      0.0.0.0         255.255.255.0   U     0      0        0 eth2
[グローバルIP]  0.0.0.0         255.255.255.0   U     0      0        0 eth0
[居室LAN]       0.0.0.0         255.255.255.0   U     0      0        0 eth1

といった塩梅.

  • 最後に route を追加: 内部LAN2,3 の gateway として [gateway1] を指定してやれば良い

    % route add -net [内部LAN2] netmask 255.255.255.0 gw [gateway1] dev eth2
    % route add -net [内部LAN3] netmask 255.255.255.0 gw [gateway1] dev eth2
    % route add -net [内部LAN4] netmask 255.255.255.0 gw [gateway1] dev eth2

結果

Kernel IP routing table
Destination     Gateway         Genmask         Flags Metric Ref    Use Iface
0.0.0.0         [gateway0]      UG    0      0        0 eth0
[内部LAN1]      0.0.0.0         255.255.255.0   U     0      0        0 eth2
[内部LAN2]      [gateway1]      255.255.255.0   U     0      0        0 eth2
[内部LAN3]      [gateway1]      255.255.255.0   U     0      0        0 eth2
[グローバルIP]  0.0.0.0         255.255.255.0   U     0      0        0 eth0
[居室LAN]       0.0.0.0         255.255.255.0   U     0      0        0 eth1

DNS

グローバル側, 内部LAN, 居室LANそれぞれの名前解決をどうするか, ということで安直なのは dnsmasq を使うこと.

  • /etc/resolv.conf は常に 127.0.0.1 を見るようにしておく.

    nameserver 127.0.0.1
    search [居室LANのドメイン]
  • /etc/dnsmasq.d/local.conf なんてファイルを作成して, 以下を書き込んでおく.

    except-interface=eth0,eth2,eth3
    listen-address=127.0.0.1,[eth1のIP]
    bind-interfaces
    dhcp-range=eth1,[居室LAN DHCP start],[居室LAN DHCP end],12h
    no-dhcp-interface=eth0,eth2,eth3
    resolv-file=/etc/dnsmasq.resolv.conf
    strict-order
    server=/[内部LANドメイン]/[内部LANのDNS]
    server=/[内部LAN1逆引き]/[内部LANのDNS]
    server=/[内部LAN2逆引き]/[内部LANのDNS]
    server=/[内部LAN3逆引き]/[内部LANのDNS]
  • /etc/dnsmasq.resolv.conf にグローバル側の DNS を書いておく

    nameserver [DNS1]
    nameserver [DNS2]
  • /etc/hosts に居室LAN内の計算機をベタ書きしておく. DHCP レンジは使わないこと.

これによって

  • DNS, DHCP の受け付けは 居室LAN (eth1) からのみ.
  • 通常は global 側の DNS で名前解決:
  • 指定したドメイン等に関しては内部LANのDNSを使う

となる. また, DHCP での接続も OK

NAT/IP forward

net.ip4.ip_forward=1 にして iptables で NAT テーブルを書くだけで良い. POSTROUTING をアドレスによってデバイス(eth0, eth2)に割り振る, というのが違いかな?

最近は適当に ip forward の設定を書いた後で, iptables-persisitent (jessie 以降は netfilter-persistent) を実行して, 起動時に有効になるようにしている.

まとめ?

居室にはいま(プリンタ等も含め) 15 台ぐらい計算機があって, わりと結構な量の通信があるのだけれど, 特に問題無く動いている模様.

とりあえず.


2015/10/26

_ Maple2015 のインストール

思ったより嵌ったのでメモ

インストール

  • メディア読み込むと Linux ディレクトリがあるので, その下のインストーラを起動する
  • 適宜, 質問に答える
  • デフォルトのインストール先は /opt/maple2015
  • ライセンス認証には(何故か)失敗する.

ライセンス認証

一度

% sudo chgrp staff -R /opt/maple2015
% sudo chmod g+w -R /opt/maple2015

等として, license ファイルが書き込める様にしておく.

その後, /opt/maple2015/bin/activation を実行して, 適宜認証

フォント設定

日本語ファントが認識されないので, 久々に豆腐が出た.

%  cd /opt/maple2015/jre.X86_64_LINUX/lib
% sudo ln -s /etc/java-7-openjdk/fontconfig.properties fontconfig.properties

としておいた. 単にファイルを作成するだけでも良い気もするが.

まとめ

とりあえず使えている.


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