平衡点
2024/02/15
_ org-mode → bemaer での番号付きリスト
小ネタ. ノート(→ox-latex)やスライド(→ox-beamer)で, 番号付きの箇条書きをするために, という話
もともとの org-mode で書いた文書の番号付きリストが
1. ほげほげ
1. ほげー
2. ふがふが
- ふが
- ふがっ
3. へろへろ
とある時に, ox-latex で export すると
\begin{enumerate}
\item ほげほげ
\begin{enumerate}
\item ほげー
\end{enumerate}
\item ふがふが
\begin{itemize}
\item ふが
\item ふがっ
\end{itemize}
\item へろへろ
\end{enumerate}
こんな塩梅で export されます.
でもって, ちょっと凝った番号付けをしたい場合, 例えば
- ほげほげ
1. ほげ1
2. ほげ2
- ふがふが
1. ほげ3 ← ほんとうは 3 番目になって欲しい
2. ほげ4 ← ほんとうは 4 番目になって欲しい
- へろへろ
とすると,
\begin{itemize}
\item ほげほげ
\begin{enumerate}
\item ほげ1
\item ほげ2
\end{enumerate}
\item ふがふが
\begin{enumerate}
\item ほげ3 ← ほんとうは 3 番目になって欲しい
\item ほげ4 ← ほんとうは 4 番目になって欲しい
\end{enumerate}
\item へろへろ
\end{itemize}
となって, これを処理すると二段目がやっぱり 1 から始まってしまいます.
どうするのが良いんだろう, とじたばたしましたが, 実は番号付けの指定方法があって
- ほげほげ
1. ほげ1
2. ほげ2
- ふがふが
3. [@3] ほげ3 ← ほんとうは 3 番目になって欲しい
4. ほげ4 ← ほんとうは 4 番目になって欲しい
- へろへろ
と [@番号]
と付与することで, 番号付けが変わりました.
export してみると
\begin{itemize}
\item ほげほげ
\begin{enumerate}
\item ほげ1
\item ほげ2
\end{enumerate}
\item ふがふが
\begin{enumerate}
\setcounter{enumi}{2}
\item ほげ3 ← ほんとうは 3 番目になって欲しい
\item ほげ4 ← ほんとうは 4 番目になって欲しい
\end{enumerate}
\item へろへろ
\end{itemize}
となっていて, 期待通りです.
一応, enumitem
を読み込んでおいて
#+attr_latex: :environment enumerate
#+attr_latex: :options resume*,start=3
みたいな方法もあったりするのですが,
enumitem
は beamer と相性が悪いので使えないし,
何より番号付けが直感的で [@番号]
記法の方が良いですね.
以上, 来年度の講義資料を準備しながら気がついた小ネタでした.