平衡点
2007/07/03
_ 辞書サーバの設定
主に lookup-el でもって辞書を引くために.
ndtpd の導入
$ sudo -s # apt-get install ndtpd
デフォルトでは ndtpd(サーバ)が inet 経由で呼び出されるようになる. /etc/hosts.(allow|deny) でアクセスの設定をしておけば良い.
とりあえず, 外部からアクセスする必要は無いので
$ cat /etc/hosts.allow … ALL: localhost :allow $ cat /etc/hosts.deny … ALL: ALL
のままで.
辞書の設定|軽量化
軽量化には epwutils を使用する.
$ sudo -s # apt-get install epwutils
ここでは広辞苑第四版で, 付属資料や書籍選択画面等を削除する.
$ mount /media/cdrom $ cp -r /media/cdrom/* ~/tmp/koujien $ catdump ~/tmp/koujien/catalogs > catalogs.txt $ vi catalogs.txt … $ cat catalogst.txt ; 電子ブック/EPWING カタログ内容 (generated by catdump v1.1) [Catalog] FileName = catalogs Type = EPWING2 Books = 1 [Book] BookType = 0002 (00:国語辞典, 02:EPWING2) Title = "広辞苑 第四版" Directory = "KOUJIEN" InfoBlock = 0001 ZenGaiji = "GA16FULLGA24FULLGA30FULLGA48FULL" HanGaiji = "GA16HALFGA24HALFGA30HALFGA48HALF" BookFile = "HONMON" Reserved1 = 000B0000
とこんな感じに. そしてカタログの再生成と不要な物の削除
$ catdump -u catalogs.txt catalogs $ rm -rf furoku guide bkslct $ ls catalogs koujien $ du -h 1.3M ./koujien/gaiji 434M ./koujien/data 435M ./koujien 435M .
辞書は /usr/local/share/dict 以下に置くことにする.
$ sudo -s # mkdir -p /usr/local/share/dict/koujien # cp -r ~/tmp/koujien/* . # vi /etc/ndtpd/book.d/koujien
中身はこんな感じ.
# # 広辞苑第四版 # begin book name koujien4th title 広辞苑第四版 path /usr/local/share/dict/koujien hosts * end
その後で辞書の更新と確認. telnet で接続して t を押すと辞書の一覧が出てくるハズ.
# update-ndtpd.conf $ telnet localhst ndtp Trying 127.0.0.1... Connected to localhost. Escape character is '^]'. t 1 広辞苑 第四版 koujien4th/koujien 0 1 900 $*
lookup の設定.
lookup-el は emacs の辞書クライアント.
$ sudo -s # apt-get install lookup-el
設定は以下の様な感じで.
;;; ======================================================================== ;;; lookup-el ;; オートロードの設定 (autoload 'lookup "lookup" nil t) (autoload 'lookup-region "lookup" nil t) (autoload 'lookup-pattern "lookup" nil t) ;; キーバインドの設定 => sdic より移行. キーバインドを sdic 風に (global-set-key "\C-cw" 'lookup-pattern) (global-set-key "\C-cW" 'lookup-word) ;(define-key ctl-x-map "l" 'lookup-pattern) ; C-x l - lookup ;(define-key ctl-x-map "y" 'lookup-word) ; C-x y - lookup ;(define-key ctl-x-map "\C-y" 'lookup-pattern) ; C-x C-y - look ;; 検索エージェントの設定 (ndtpd経由で使う) (setq lookup-search-agents '((ndtp "localhost")))
とりあえず, \C-x-l でリージョン検索できるように.
2007/07/04
_ apt の proxy 設定
今更ながら hines の proxy を通して apt-get する事に.
$ sudo vi /etc/apt/apt.conf.d/80proxy … $ cat /etc/apt/apt.conf.d/80proxy Acquire::http::Proxy "http://wwwcs.sys.hokudai.ac.jp:8080"
うーん. でもやっぱびみょー.
2007/07/10
_ Rabbit のテーマ
まあ, なんと言いますか. 発表が近くなると, こういう事したくなる, という.
rd2sxi なんてのもあるけど, impress でテーマを変更する方法がわかんない(てか, やっぱこの UI 苦手だ).
っぽくするために. ごにょごにょとやってたら, 夜が明けそうだ.
…過去に作ったモノはドコへ行ったのだらう…
2007/07/11 追記
あたり前だけど, impress には後からテンプレートを変更する機能はちゃんとあった.
[書式] -> [ページスタイル] -> マスターページを取り替えるをチェック -> 読み込み.
そうしたら…
うーんと, テンプレートが悪いんでしょうかねぇ.
2007/07/14
_ 台風
不謹慎ながら, ちょっとどきどきしてたりして.
北海道に居た頃には, 10 年で一度しか直撃しなかった.
三連休ですが, まあ, 家ゴロですかね.
しっかし, 洗濯物が乾かない….
部屋干しだと, 少し匂うなぁ….
2007/07/15
_ コードレスポインタの設定
石渡さんのプレゼンを見て, 惹かれて購入したは良いが, 全く設定していなかった Cordless Pointer の設定をしてみた.
とりあえず挿してみた.
$ cat /proc/bus/input/devices ... I: Bus=0003 Vendor=046d Product=c702 Version=1800 N: Name="Logitech Mini Receiver" P: Phys=usb-0000:00:1d.0-1/input0 S: Sysfs=/class/input/input3 H: Handlers=mouse1 event3 B: EV=7 B: KEY=ff0000 0 0 0 0 0 0 0 0 B: REL=103 ...
認識はされているみたい. kernel module は
$ lsmod | grep usb ... usbhid 35616 0 usbcore 109508 4 usbhid,ehci_hcd,uhci_hcd ...
usbhid は良いけど, usbmouse が必要な気が(なんとなく)するので
$ modprobe usbmouse $ lsmod | grep usb usbmouse 5312 0 usbhid 35616 0 usbcore 109508 5 usbmouse,usbhid,ehci_hcd,uhci_hcd
...イロイロやったが上手くいかない...
とりあえず明日にしよう.
- メモ
- synaptics と evdev を同時に設定するとマウスの挙動が変
- Device をきちんと指定しておくと問題無い.
- evdev で USB マウスの設定をすると良い?
- synaptics と evdev を同時に設定するとマウスの挙動が変
...石渡さんに聞こうかなぁ...
2007/07/16
_ 台風
台風は, 寝ているうちに過ぎ去って行きましたよ. 過ぎた後に方が風がつよくなる, という事を体感しましたが. > みっちー.
_ VMwarePlayer2.0 の設定
以前 VMware Workstation 4.5 で作った仮想ディスクを消してしまった(笑)ので, 「qemu で仮想ディスクを作成する」を試してみた.
環境
- Hard:Let's Note CF-R4, メモリは 1GB に増設済
- Host:Debian GNU/Linux 4.0(etch)
- Guest:Windows XP(SP2 のアップグレード版 + Windows98 の CD)
純正の USB 接続 CD-RW/DVD-ROM ドライブでもって install.
VMwarePlayer の install
落としてきて, 展開. root 権限で vmware-install.pl を実行するだけ.
今回落としてきたのは VMware-player-2.0.0-45731.i386.tar.gz, ver.2.0.0 の Build:45731 ですか.
$ tar xvzf VMwarePlayer-2.0.0-45731.i386.tar.gz $ cd vmware-disturb $ sudo vmware-install.pl ...
途中でネットワークの設定をどうするか聞かれるので,
- ネットワーク設定: NAT
- prove pribate network: no
として, 適当に 192.168.xxx.yyy なんて打っておきます. これにて install 終了.
あと, 必要無い時に起動しない様に, /etc/rc*.d/ 以下から vmnet 起動スクリプトを消しておきます. ついでに vmnet の停止も.
$ sudo update-rc.d -f vmware remove $ sudo /etc/init.d/vmware stop
仮想マシンの作成
仮想ディスクの作成には qemu を使います. 仮想ディスク等を ~/.vmware/vdisk/ 以下に置くとして,
$ sudo apt-get install qemu ... $ $ qemu-img create -f vmdk ~/.vmware/vdisk/winxp.vmdk 8G
とこんな感じで. 実際に作成されるファイルのサイズは 8k ぐらい.
次に仮想マシンの設定
$ cd ~/.vmware/vdisk/ $ vi ~/winxp.vmx ... config.version = "8" virtualHW.version = "4" displayName = "Windows XP on VMware Player" # ----- Memory size for guest OS ----- memsize = "256" # ----- Virtual HDD image ----- ide0:0.present = "TRUE" ide0:0.fileName = "windows.vmdk" # ----- nvram ----- nvram = "windows.nvram" # ----- CD-ROM Drive ----- ide1:0.present = "true" ide1:0.fileName = "auto detect" ide1:0.deviceType = "cdrom-raw" # ----- FDD ----- floppy0.present = "FALSE" # ----- USB ----- usb.present = "FALSE" # ----- Network ----- ethernet0.present = "TRUE" ethernet0.connectionType = "nat" # ----- Select Guest OS ----- guestOS = "winxppro" # Windows XP Professional # ----- Sound ----- sound.present = "TRUE" sound.virtualDev = "es1371" ide1:0.autodetect = "TRUE"
こんな感じで. usb.present = "TRUE" にしてあると, ide1:0 と混乱するみたい.
Windows XP の install
USB 接続のドライブに CD を入れて, vmware を起動すると, install が始まった.
... 終わった. 仮想ディスクのサイズは 1.6 GB ぐらい.
vmwaretools の install
vmwaretools が導入されていないと
- 時計がズレる
- マウスが挙動不審
- 仮想マシンの解像度が低くなる
わけで. vmwaretools を install したいわけ. だけど, VMwarePlayer には vmwaretools が同梱されていない.
VMware 社の公式見解として, OK が出ているらしいので linux 版の VMwareWorkStation に含まれている, vmwaretools を入手する. WorkStation の tar.gz 自体はすぐ入手できるので, そこから windows.iso を取りだす.
この iso イメージを仮想マシンから読む. 仮想ディスクと同じ場所に置いて, .vmx ファイルに
ide1:0.present = "true" ide1:0.fileName = "windows.iso" ide1:0.deviceType = "cdrom-image"
なんて指定して起動すれば良い.
音鳴らし(esd+alsa:dmix)
host OS側で音を鳴らしている(/dev/dsp を掴んでいるプログラムがあると) guest OS 側では /dev/dsp を叩けずに, サウンドデバイスが使えません. また, guest 側で /dev/dsp が叩けても, 音飛びが酷くて, そのままでは使いモンになりません.
解決策は幾つかあるみたいですが, host 側の alsa の dmix (mixer プログラム)と esd(enlightment sound daemon) を使ってやると良い感じで音が鳴らせます. 偶に飛んだりしますが, 許容範囲.
alsa:dmix の設定はデフォルトのまま. esd の設定で, /etc/esound/esd.conf に
[esd] auto_spawn=1 spawn_options=-terminate -nobeeps -as 5 -d default spawn_wait_ms=100 # default options are used in spawned and non-spawned mode default_options=
みたいにしておく. あとは vmwaredsp で esddsp の様に wrapper してもらう.
http://platan.vc.cvut.cz/ftp/pub/vmware/
から, vmwaredsp-1.3.tar.gz を落としてきて install する.
以前は vmware を起動させる度に esd も起動していたけれど, 最近は
if [ -d /tmp/.esd ] ; then echo "esound daemon is already started" else exec esd & fi
なんてのを .xsession に仕込んでいる.
感想
qemu-img で仮想ディスクを, テキスト形式の .vmx ファイルで仮想マシンの設定を作成するだけで, VMWare の仮想マシンが作成できた. 多分今後も個人で使う分には VMPlayer で困らない, と思う.
VMware Workstation には, スナップショットが取れる, とかネットワークの設定が柔軟に変えられる, とかイロイロ便利な機能がある(事は知っていて, 実際に使っていた)けれど, やっぱ学生に福沢さん数人分はデカい.
2007/07/18
_ 地球物理辞書を skk 形式に変換
地球物理辞書は
で公開されている漢字変換用辞書です.
文書作成のリズムを乱すものと言えば、専門用語の漢字変換。特に、1990 年代に Wnn4 を使っていた物理に携わる人なら、「伝導」や「磁場」が変換できなくてキーボードやモニタを叩き壊しそうになったことも 1 度や 2 度では済まないことでしょう。近年、発達著しい Windows 用かな漢字変換ソフトでも、地球物理系の用語には収録されていないものが多く、ことある毎に単語登録を繰り返している人も少なくないことでしょう。---
辞書の変換には canna2skk.rb を使用しました. ついでに CDB 形式の辞書の再生成
$ ruby -Ke canna2skk.rb -m chibutsu/chibutsu.t \ | sort -u | skkdic-sort > SKK-JISYO.chibutsu $ skkdic-expr2 SKK-JISYO.chibutsu + SKK-JISYO.L > SKK-JISYO.tmp $ makecdbskkdic SKK-JISYO.tmp
あとは dbskkd-cdb を落して, SKK-JISYO.tmp.cdb を入れかえて終了.
地衡流平衡とかが一発で変換できるようになるのは嬉しい.
2007/07/24
_ syslog -> syslog-ng
個人用途でそんなモン使う理由があるのか, とか, 大人は聞かないハズ. 単に gconfd-2 の出力するログが化けてしまって読めないから.
$ sudo apt-get install syslog-ng ...
おや, syslogd, klog の入れかえはともかく, ndtpd が syslogd 依存ですか.
$ apt-get source ndtpd -t testing ... ebnetd らしい $ sudo apt-get build-dep ebnetd -t testing $ cd ebnetd-1.0.dfsg.1 $ dch -i ... $ debuild -rfakeroot -uc -us ... $ sudo dpkg -i ebnetd-common*.deb ndtpd*.deb ... $ sudo apt-get install syslog-ng
として終了.
とりあえず良い感じ? 以前やってた, syslog の --MARK-- を止める, とかは不要なのかな?
_ コンソールで文字化けしたディレクトリに入れない
Debian スレッドテンプレより.
目当てのディレクトリのアイノードを確認してから ls -i | pager 英数字のシンボリックリンクを張ってみる find -inum アイノード -exec ln -s {} シンボリックリンク名 \;
なるほど.
_ checkgmail の文字化け
UTF-8 文字列として正しく処理されてないので, 豆腐, と言いますか, マスに数字が並んだ感じに表示されてしまいます.
で,
$ diff -u checkgmail checkgmail.pl --- checkgmail 2007-07-24 14:22:42.000000000 +0900 +++ checkgmail.pl 2007-07-24 14:29:44.000000000 +0900 @@ -1048,7 +1048,8 @@ s/&(?>([\w\d\,\.]+))(?!;)/\&$1/g; #not a great fix, but at least it's simple (heavy irony ... :) s/ / /g; # s/\\n/\n/g; - return $_; + use Encode; + return decode_utf8($_); }
なんて姑息な事をしてみたら, めでたく日本語が綺麗に表示されました, とさ.
んでも, google 先生に聞いてみても, 他の環境では問題が出ていない感じなんで, 私だけの問題なんだろうか, とか考えてしまうよ.
うーん.
_ スーパーコンピューターを20万円で創る
購入.
伊藤 智義, 集英社, ¥748
GRAPE と, これを開発した初期メンバーのプロジェクト X な皆様の話.
2007/07/25
_ VMwarePlayerの設定(2)
円記号が入力できない, という場合.
$ vi ~/.vmware/config ... $ cat ~/.vmware/config xkeymap.keycode.211=0x073
と唱えておくと良い, らしい.