平衡点
2008/11/01
_ svn -> git
個人で作成していた subversion リポジトリを全て git に移行.あとは git-cvsimport & git-cvsexportcommit を使いこなせるようになりたい.
2008/11/02
_ cpufred の設定
cpufreqd-get && cpufreqd-set で手動で変更できた筈なのに, できなくなっていた.
enable_remote と remote_group がコメントアウトされていたのが原因(多分, これがデフォルト). なので, コメントを外して, ついでに弄れるグループを修正しておく.
... [General] pidfile=/var/run/cpufreqd.pid poll_interval=4 verbosity=0 enable_remote=1 remote_group=adm [/General] ...
ちなみに, id:msll さんは同じ Let's Note CF-R4 を使用しているのに, CPU の動作周波数を 300 MHz まで下げられる, らしい.
手元の環境では
$ cpufreq-info cpufrequtils 004: cpufreq-info (C) Dominik Brodowski 2004-2006 Report errors and bugs to cpufreq@lists.linux.org.uk, please. analyzing CPU 0: driver: acpi-cpufreq CPUs which need to switch frequency at the same time: 0 hardware limits: 600 MHz - 1.20 GHz available frequency steps: 1.20 GHz, 1000 MHz, 800 MHz, 600 MHz available cpufreq governors: powersave, userspace, conservative, ondemand, performance current policy: frequency should be within 1.20 GHz and 1.20 GHz. The governor "performance" may decide which speed to use within this range. current CPU frequency is 1.20 GHz. cpufreq stats: 1.20 GHz:82.79%, 1000 MHz:17.17%, 800 MHz:0.01%, 600 MHz:0.02% (693)
となって600 MHz, 800 MHz, 1000 MHz, 1.20 GHz の 4 段階しか設定できないわけですが.
id:msll さんのノートとは中身が違う? それとも FreeBSD は違う事をしている? なんでだろう?
2008/11/03
_ 外付け USB ディスク購入
この間ノートPC の HDD がお亡くなりになって HDD を購入したのだけれど, ネットワーク越しじゃないバックアップの必要性を痛感したので.
ラシー
LaCie にした理由は特にないです.
もともとは vfat でファイルシステムが作成されているらしいですが, さっそく挿して, ext3 でフォーマット(笑)
$ sudo mkfs.ext3 /dev/sda1 -m 2
つづいて udev の設定. /etc/udev/rules.d/10-local.rules に以下を記述
# LaCie 320GB Little HDD SUBSYSTEMS=="usb", SYSFS{serial}=="XXXXXXXXXXXXX", KERNEL=="sd*", NAME="%k", SYMLINK+="lacie%n"
無事 /dev/lacie, /dev/lacie1 として認識されました.
2008/11/10
_ evince での日本語表示
以前 twitter で henrich さんから教えてもらったこと.
Debian lenney を install して, とくに設定をせずに evince でPDF を表示すると明朝体もゴシック体で表示される.
これはfontconfig において Ryumin と Gothic-BBB が設定されていない(優先的に VL Gothic となるように設定されている)から.
そんな訳で, 例えば, 以下の様に
<?xml version="1.0"?> <!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd"> <fontconfig> <!-- section:Ryumin for IPA Mincho:start --> <match target="pattern"> <test qual="any" name="family"> <string>Ryumin</string> </test> <edit name="family" mode="prepend" binding="strong"> <string>IPA Mincho</string> </edit> </match> <!-- section:Ryumin for IPA Mincho:end --> <!-- section:Ryumin for IPA Gothic:start --> <match target="pattern"> <test qual="any" name="family"> <string>Gothic-BBB</string> </test> <edit name="family" mode="prepend" binding="strong"> <string>IPA P Gothic</string> </edit> </match> <!-- section:Ryumin for IPA Gothic:end --> </fontconfig>
設定前はこんな感じ.
設定後.望んだ通り, 明朝体とゴシック体が出ましたよ.
2008/11/11
_ 弟来襲
遅い夏休みらしいですよ. 週末に酔って電話してきた時は本気にしてませんでしが,本当に来ました.
関西観光するみたいです.
でも, 家は, 札幌の時とは違って布団は自分のしかないんですけどね. とりあえず寝袋渡しましたが.
曰く「絶対青森より寒いよ」だと. そうだよねぇ...
2008/11/21
_ Debian lenny 再 install
数日前に d-i RC1が出たので,良い機会ってことでラップトップへ再インストール.
メディアの作成
毎度の如く, USB メモリースティックを使用.Debian-Installer を使ったインストールより,
を落としてくる. USB メモリを差して, これらを展開, 配置することでインストーラが作成される.
例えば, USB メモリが /dev/sda の場合には
$ sudo -s # zcat boot.img.gz > /dev/sda # mount -t vfat /dev/sda /mnt # cp debian-testing-i386-businesscard.iso /mnt # umount /mnt
とか(dd を使うのが正しい作法な気がするけど . - -;)
あとは作成したインストーラで起動して, install 開始.
install 中, 終了後に気がついたこと.
- GUI で install 開始 -> gnome 環境ができてしまった.
- そんな訳で CUI install に戻る.
- install 中に ntp で時刻合わせするんですね.
- しまった. USB メモリに ipw2200 の firmware 入れておけば良かった.
- grub-install で, Windows 領域が必ず誤認識されるな. たいした事じゃないけれど.
- 後から, 以下の様に修正
+++ /etc/grub.d/30_otheros 2008-11-21 15:29:02.000000000 +0900 @@ -4,6 +4,6 @@ # This entry automatically added by the Debian installer for a non-linux OS # on /dev/hda1 menuentry "Microsoft Windows XP Professional" { - set root=(hd0,0) + set root=(hd0,1) chainloader +1 }
- 固定 IP 環境で install すると, ネットワークが繋っていない状態で boot した時に, exim4 の起動ででちょっと待たされる. これはしょうがないかな.
そんな訳で, まあ古い機械だし, 特に嵌らず終了. さて, install report 書こう.
2008/11/25
_ 流れと乱れ
研究室の後輩が眺めていた本が気に入ったので購入.
...はてなの asin 記法って, 著者が複数いるときの扱いが変な気がするんだが. それとも, これは Amazon 側のデータの問題かしら?.
今回, Amazon のコンビニ受け取りを使ってみたのだけれど, これは便利だ.時間帯指定しても 20:00 頃には家に居ないといけなくて, 配送の人にはご迷惑をおかけしていましたが, これからはそんな事はなくなりますね.
2008/11/26
_ lenny で TeX 環境.
(いつのまにやら dvips+ps2pdfwr でも PDF が作成できたので, エントリ内容修正)
etch では gs-esp, gs-afpl, gs-gpl と分かれていた gs パッケージがlenny から ghostscript に統一されたらしい. News.Debian.gz によれば
ghostscript (8.61.dfsg.1~svn8187-1) unstable; urgency=low As the ESP Ghostscript development is discontinued now, the extra functionality of ESP Ghostscript is merged into upstream GPL Ghostscript from version 8.60 on. This is the first Debian/Ubuntu package of this merged Ghostscript. ...
そんなわけでetch で dvips -> ps2pdfwrの頃に書いた内容は(ちょっと)古くなってしまったのでメモ.
TeX 環境の導入
東京Debian勉強会 2008年11月事前配布資料に, 日本語 pLaTeX な環境の導入が一通り書いてあります.
導入は, だいたい以下の通り.
$ sudo -s # aptitude install ptex-bin dvipdfmx latex-beamer okumura-clsfiles \ ghostscript-x xpdf xpdf-japanese evince \ poppler-data texlive-latex-extra \ dvipsk-ja xdvik-ja gs-cjk-resource gv \ ttf-kochi-gothic ttf-kochi-mincho \ ttf-sazanami-gothic ttf-sazanami-mincho \ ttf-vlgothic \ yatex whizzytex advi advi-examples
yatex とか whizzytex とかはお好みで. 導入後に
$ sudo jisftconfig add
すると, 日本語の TeX 環境は一通り導入 & 設定される. platex による dvi の作成や dvipdfmx による PDF への変換も ok.
表示に関する雑多な設定.
xdvi-ja
表示フォントは /etc/texmf/vfontmap.d/20xdvik-ja.map で指定されており
@Mincho Roman|Mincho@ rml JIS-H % ASCII pTeX rmlv JIS-V % ASCII pTeX dm JIS-H % NTT jTeX @Gothic SansSerif|Gothic@ gbm JIS-H % ASCII pTeX gbmv JIS-V % ASCII pTeX dg JIS-H % NTT jTeX
とある. で rml や gbm はどこで設定されているか, というと/var/lib/texmf/vfontmap で指定されている. 中身は defoma の priority に応じて指定されている. 表示したいフォントを変える場合には defoma に登録する際にpriority を適切に指定すると良い, ...のかな?
手元では IPA 明朝/ゴシック の Priority を上げているので, xdvik-ja の表示にはIPA フォントが使われている.
evince
デフォルトの設定では, 明朝/ゴシックすべて VL PGothic で表示される.これは Ryumin/Gothic-BBB が指定されていないので, VL PGothic が使われているから.以前書いた様に,例えば ~/.fonts.conf に
<?xml version="1.0"?> <!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd"> <fontconfig> <match target="pattern"> <test qual="any" name="family"> <string>Ryumin</string> </test> <edit name="family" mode="prepend" binding="strong"> <string>IPAMincho</string> </edit> </match> <match target="pattern"> <test qual="any" name="family"> <string>Gothic-BBB</string> </test> <edit name="family" mode="prepend" binding="strong"> <string>IPAGothic</string> </edit> </match> </fontconfig>
なんて書いておくと良いかも.
デフォルトで ttf-japanese-mincho/ttf-japanese-gothic が使われるようにしたら良いんじゃないかな, とか思ったりもする.
pdf への変換
dvipdfmx
cmap を適切に導入して jisftconfig add した後ならば
$ dvipdfmx hoge.dvi
で日本語フォントを埋め込んでない PDF ファイルが生成される(Times 系の英字フォントは埋め込まれていた).
dvipdfmx を実行すると「fontmapsx が無い」という警告が出る. とりあえず
$ sudo ln -s /etc/texmf/dvipdfm /etc/texmf/dvipdfmx
としておく.-><URL:http://bugs.debian.org/cgi-bin/bugreport.cgi?bug=505899:title> に patch があるので, これを当ててパッケージを作成しても良いかも.
フォントを埋め込みたい場合には,/etc/texmf/dvipdfm/cid-x.map(jarticle 等の場合), /etc/texmf/dvipdfm/jis-cjk.map(jsarticle 等の場合) を修正する. 例えば, jis-cjk.map の場合には
%% for jis fonts of ptex-jisfonts rml-jis H :0:ipam.ttf gbm-jis H :0:ipag.ttf
みたいに指定する.
":0:" はフォントが .ttc の場合に先頭のフォントを使用する, という意味..ttf の時にも指定しておく方が良いらしい(うろ覚え).
dvips + ps2pdfwr
PDF を作成する際には
$ dvips -Ppdf -z hogehoge.dvi $ ps2pdfwr hogehoge.ps
とする. この時点では, 日本語フォントは埋め込まれている. evince で開いて, [Alt+Return] とかしてプロパティを見ると...
これは(笑). なんで表示が化けてるのかな?
埋め込まれるフォントは /var/lib/defoma/gs.d/dirs/fonts/CIDFnmap で指定されている(cidfmap ではない). ここを修正したらさざなみ明朝/ゴシックやVL ゴシックを埋め込んだPDF が生成された. ちなみにさざなみフォントの場合,埋め込まれたフォント名の表示は乱れなかった.
さて, 埋め込まない場合はどうするかな. さざなみ明朝/ゴシックを埋め込んで,replacecjkfonts使うのかな.個人的には gs の NeverEmbed を使いたいのだけれども.