平衡点


2010/11/01

_ howm のメモを Dropbox に入れた

普段はメモを取るのにhowmを使っています. ちなみにDebian Packageもメンテしています. 今度リリースされる予定の安定版Squeezeからは公式パッケージとして収録されていますので, 是非どうぞ.

最近幾つかの環境を渡り歩く必要があって, メモが散らかるのをなんとかしたいと思い, howmのメモ領域をDropboxに変えました. 使ってみると, 確かに便利ですねぇ. Dropbox.

設定とか

まずはDropbox本体の設定. MacとかWindowsの場合は適当にinstallすれば良いでしょう. Debian の場合 sid にdropbox パッケージがあります. このパッケージはnautilusのpluginが含まれていないので, 人によっては不満があるかもしれませんがGnomeを使っていない私にとっては非常に嬉しい限りです. これを導入して自動起動の設定をしておきます. ~/.config/autostart/dropbox.desktop を作成して

[Desktop Entry]
Name=Dropbox
GenericName=Network Storage
Comment=Secure backup, sync and sharing made easy
Exec=/usr/bin/dropbox
Icon=/usr/share/pixmaps/dropbox.png
Terminal=false
Type=Application
Categories=Network;

なんて書いておきます. あとはDropboxの同期先を適当に決めて, パスワード等をポチポチっとしておくだけです.

howmの設定はDropbox内の適当なフォルダに, ファイルを置くことにして, 既存のファイルをmvするだけです. ファイルの設定は以下の通り.

...
(setq howm-directory "~/Desktop/Dropbox/howm")
(setq howm-keyword-file "~/Desktop/Dropbox/howm/.howm-keys")
(setq howm-history-file "~/Desktop/Dropbox/howm/.howm-history")
(setq howm-menu-file "~/Desktop/Dropbox/howm/.howm-menu")
...

あとは, 普段通りメモを書くだけです. emacs23からeasypgが同梱されるようになったので, 同期先の他人から見られたくないファイルはepa-encrypt-regionあたりで暗号化しておきます.

まとめ?

あまりたいした情報じゃないですけれど, 使ってみた感想として Dropbox は非常に便利ですね. 良い感じの使い方をもっと考えてみようかしら...

おまけ

以下のリンクからDropboxを始めると, 私のDropboxの容量が増えます. これから使ってみよう, という方は一つよろしくお願いします(笑)


2010/11/02

_ 第41回関西Debian勉強会/GPG キーサインパーティ @ KOF 2010

毎度直前の告知になって申し訳ありません. m(_ _)m

11/05-06 に開催される関西オープンフォーラム(KOF)/関西オープンソース 2010 にて, 関西Debian勉強会/GPG キーサインパーティを開催します. 皆さまの参加をお待ちしております. GPG キーサインパーティはグループキーサイン形式で行なう予定ですので, 以下の URL より公開鍵の事前登録をお願いします.

キーサインパーティに出席できない人も、関西Debian勉強会ブースにてハッシュ値の照合を行なえますので, 是非ご登録ください。

第 41 回 関西 Debian 勉強会 in 関西オープンソース 2010

日時: 2009 年 11 月 6 日 (土) 10:00~18:00
会場:大阪南港 ATC ITM 棟 6F マーレギャラリー (受付・展示会場)
〒 559-0034 大阪市住之江区南港北 2-1-10
会場までのアクセス方法
費用:無料
セッション, ステージ企画, 共に関西オープンフォーラムの企画として開催されますので事前に申し込みの必要はございません. 会場まで直接お越しください.
セッション内容その 1/ 関西 Debian 勉強会
タイトル:第 41 回 関西 Debian 勉強会
「でびあん らんだむとぴっくす 〜 Squeeze マダァー? (・∀・ ) っ/ 凵⌒☆チンチン」
日時会場:11/6 13:00 〜 13:50 (50 min) [ 会場 : 9F セミナールーム 2 ]
講師: 佐々木洋平 (Debian JP Project)
概要: Debian 次期安定版 Squeeze についての開発状況や, ここ最近の Debian 界隈の話題などをゆるーくお話します.
セッション内容その 2/GPG キーサインパーティ
タイトル:GPG キーサインパーティ
日時会場: 11/6 17:00 〜 (50 min) [ 会場 : 9F セミナールーム 3 ]
講師: 佐々木洋平 (Debian JP Project/ksp-ja)
概要: OSS 開発者, ユーザ共に必要な GPG の説明と, GPG キーサインパーティを行ないます. キーサインに参加する人は, 事前に下記 URL を参照し, 登録をお願いします (グループキーサイン形式で行ないますので事前登録をよろしくお願いします).

キーサインパーティに出席できない人も、関西Debian勉強会ブースにてハッシュ値の照合を行なえますので, 是非ご登録ください。

ブース展示内容
展示:Debian 稼働マシン展示と Debian 体験コーナー
ノート PC をお持ちください. ネットワークブートであなたの PC で Debian が起動します!
配布:Debian Live DVD 配布
販売:有志作成 Debian グッズ (T シャツ),Debian 同人誌「あんどきゅめんてっどでびあん」

そんなわけで.

皆様是非ご参加下さい. よろしくお願いします.


2010/11/04

_ Debian JP 対訳表の SKK 辞書

Debian JP Project 内の執筆者/翻訳者のコーナーにて、対訳表を公開しています。形式として skk, tsv, dict が選べるのですが, 例えば skk 形式の URL を叩くとヘッダとフッタがくっついた html として取得されます. というわけで, これを SKK-JISYO.debianjp とかに変換するためにゴニョっと.

#!/usr/bin/env ruby
# -*- mode: ruby; coding: utf-8-unix; indent-tabs-mode: nil -*-
#
# Copyright(C) 2010 Youhei SASAKI All rights reserved.
# $Id: $
# 
# Author: Youhei SASAKI <uwabami@gfd-dennou.org>
# Keywords:
# 
# This program is free software; you can redistribute it and/or modify
# it under the terms of the GNU General Public License as published by
# the Free Software Foundation, either version 3 of the License, or (at
# your option) any later version.
# 
# This program is distributed in the hope that it will be useful, but
# WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of
# MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.  See the GNU
# General Public License for more details.
# 
# You should have received a copy of the GNU General Public License
# along with this program.  If not, see <http://www.gnu.org/licenses/>.
# 
#  Code:
require 'hpricot'
require 'nkf'
require 'open-uri'
doc = Hpricot(open('http://www.debian.or.jp/community/translate/trans_table/table.skk'))
content = doc.search('/html/body/div[@id=MAIN]/div').inner_html
puts NKF.nkf('-e', content)

skkdic-expr2 を呼んで整頓すれば辞書の出来上がり, というお話でした.

そんなことより, 急にタスクが溜まってエライ感じです. 自分が二人欲しい...


2010/11/09

_ Mew と GPG の pinentry

久々に Mew を触ってみたり.

Mew には

(setq mew-use-master-passwd t)

という設定があって, 接続関連のパスワードを ~/Mail/.mew-passwd.gpg に暗号化して保存してくれる. 初回起動時にマスターパスワードを入力すると, Mew の起動中は入力を省略できる.

一方 GPG には gpg-agent があって, 一旦パスフレーズを入力するとその後 gpg を使った暗号化/複合化/署名が省略できる(省略できるって言い方は良くない気もするが, なんて言おう?).

本題.

gpg-agent にパスフレーズを入力するのに使用するプログラムとして pinentry がある. Mew の場合は emacs から gpg を呼び出すために mew-pinentry というプログラムが提供されている. 現時点ではこれを使わないと Mew のマスターパスワードの暗号化/複合化に失敗する. その他の pinentry プログラム(pinentry-gtk, pinentry-cli など)だと駄目.

GPG_AGENT_INFO を unset すると幸せになれるのだが, なんかイマイチだね.

どうするかな.

_ モトヤフォント x2 が Debian に

先日モトヤフォントがアンドロイドに Apache License 2.0 でコミットされて話題になってましたが, やまねさんが早速 Debian へ. どちらも綺麗な丸ゴシックです. 残念ながら 0(ゼロ) と O(オー) の区別がつきにくい, という欠点もありますが((そういうデザインなんだろうけれど, wishlist行きかなぁ...)) : そこはそれ. 適当なフォントと合成表示させてしまえば問題ありませんね. 例えば英数表記に Inconsolata, 日本語にモトヤシーダを使用する場合には ~/.fonts.conf あたりに

<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd">
<fontconfig>
<alias>
  <family>monospace</family>
  <prefer>
    <family>Inconsolata</family>
    <family>MotoyaLCedar</family>
  </prefer>
</alias>
</fontconfig>

とでも書いておくと良いですね.


2010/11/10

_ ttf-sazanami-{mincho,gothic}

メモ.

% apt-cache rdepends ttf-sazanami-mincho
ttf-sazanami-mincho
Reverse Depends:
  ttf-kochi-mincho-naga10
  sun-java6-jre
 |xdvik-ja
  ttf-kochi-mincho
  ttf-kochi-gothic
 |openjdk-6-jre-headless
  mgp
  kiten
  gs-cjk-resource
 |gjiten
  latex-cjk-xcjk

% apt-cache rdepends ttf-sazanami-gothic
ttf-sazanami-gothic
Reverse Depends:
  ttf-kochi-gothic-naga10
  sun-java6-jre
 |openjdk-6-jre-headless
  mgp
 |kiten
  gs-cjk-resource
  freeciv-client-sdl
  latex-cjk-xcjk

% apt-cache rdepends ttf-vlgothic
ttf-vlgothic
Reverse Depends:
 |xdvik-ja
  pydance
  mlterm
  latex-cjk-xcjk

openjdk-6-jre-headless の sazanami 依存部分は日本語だけかと思いきや wgy_zenhai の部分もあるのね. しかも決め打ちかぁ...

_ libmathml-ruby

先日武藤さんにスポンサーしてもらって, ひらくさんが公開しているRuby用MathMLライブラリのパッケージを libmathml-ruby として upload しました.

<strike>とはいえ new queue なんで, 認証されるまでもうしばらくお待ち下さい, ですね.</strike>

official に入りました.unstable の場合には

$ sudo apt-get install libmathml-ruby

で ok です. stable で欲しい人の場合はコメント下さい. 気がむいたらパッケージングします.


2010/11/11

_ Wanderlust で GnuPG を使う場合

何を使うのが最良なのか, ちょっと良くわからなくなってます((って話をしたら, 木下さんは Mew と使い分けているとのこと. むぅ)). 調べてみたら wl-mime 内で easypg がある場合にはそれを使うようになっていたので, メモ.

easypg が導入されていると

  • message buffer で
    • C-c : d (復号)
    • C-c : v (署名検証)

が可能. あとは暗号化と署名だけだな, とじたばたするもうまくいかない...自分の署名が不正な署名になってしまう. うーん? ...どうも, wl-draft の文字コードが iso-2022-jp じゃないと送信時に文字コードの変換を行なっている模様で, 試しに

(add-hook 'wl-draft-mode-hook
          '(lambda ()
             (set-buffer-file-coding-system 'iso-2022-jp)))

なんてのを ~/.wl につっこんでみたら解決しました. というわけで, 設定は以下の通りに

...
(add-hook 'wl-draft-mode-hook
          '(lambda ()
             (set-buffer-file-coding-system 'iso-2022-jp)))
;; draft で C-c \ s でクリア署名
(define-key wl-draft-mode-map "\C-c\\s" 'epa-mail-sign)
;; draft で C-c \ e で暗号化
(define-key wl-draft-mode-map "\C-c\\e" 'epa-mail-encrypt)
;; summary でメッセージを復号する関数
(defun my-epa-wl-decrypt-message ()
  (interactive)
  (save-window-excursion
    (wl-summary-jump-to-current-message)
    (wl-message-decrypt-pgp-nonmime)))
;; summary で C-c \ d でメッセージを復号
(define-key wl-summary-mode-map "\C-c\\d" 'my-epa-wl-decrypt-message)
;; summary で署名を検証する関数
(defun my-epa-wl-verify-message ()
  (interactive)
  ;; 次のメッセージに行く場合はともかく,
  ;; summary-mode からフォルダモードに移ると
  ;; 検証後の結果が常に残ってしまうので, ちょっと修正する必要がある
  (save-selected-window
    (wl-summary-jump-to-current-message)
    (wl-message-verify-pgp-nonmime)))
;; summary で C-c \ v でメッセージを復号
(define-key wl-summary-mode-map "\C-c\\v" 'my-epa-wl-verify-message)
...

使い方は

  • メール作成(draft mode)では
    • C-c \ s でクリアサイン
    • C-c \ e で暗号化
    • C-c m C-s で分離署名
  • メール一覧表示(summary mode)では
    • C-c \ v で署名検証
    • C-c \ d で復号
  • メッセージ表示(mime-view)では
    • C-c : v で署名検証
    • C-c : d で復号

あとは application/pgp-signature にカーソル合わせて"v"を押すと分離署名の検証もできる.

ちなみに以前, Wanderlust の mime-view で xdg-open で mime をハンドリングする関数だと application/pgp-signature を xdg-open (私の環境では exo-open) で開いてしまうため, 署名の検証ができない. というわけで, pgp 関連の mime は emacs でそのまま扱うようにする必要がある. うーん...なんかかえって面倒な気がしてきたな(笑) ~/.mailcap に xdg-open 書いておいた方が良いのかしら.

暗号化/署名されたメールの扱いについてはやっぱり Mew が楽, という結論に. 使いわけますかね.

_ Wanderlust のアドレス補完に LDAP を使う

内部ネットにいる時には LDAP サーバにアクセスしてアドレスを補完したい場合.

(let ((ipaddr (format-network-address (car (network-interface-info "eth0")))))
(if ipaddr
      (when (string-match "^XXX.YYY" ipaddr)
        (setq wl-use-ldap t)
        (setq wl-ldap-server "ldapサーバ")
        (setq wl-ldap-port "ldap port")
        (setq wl-ldap-base "ou=ほげほげ,dc=へろへろ,dc=へろへろ"))))

我ながら ad hoc. emacs 内でドメイン調べるとか, もっとスマートにできんもんかな.

_ sudo-ext.el がうまく動かないので Tramp を久々に使ってみたり

id:rubikitch さんが公開しているsudo-ext.el(Emacsの中でsudoする方法)を使っていたのだけれど, いつの間にやら M-x sudoedit でファイルを指定しても, ファイルが開けなくなっていた(久々に emacs で root 権限が必要なモノを開いて気がついた). プロセスを見ると sudoedit ファイル名 ってプロセス自体は起動しているのだけれども...はて?

とりあえず, 以前やっていた tramp 用の設定に戻す. とは言え, zsh の PROMPT の設定をゴニョっとするだけ

if [ ! "$TERM" = "dump" ]; then
    RPROMPT=$chroot$vcs$dirs
    PROMPT=$'%U%(!.%B%{%{$fg[magenta]%}%}.%{%{$fg[white]%}%})[%n@%m:%j:%(!.#.%%)%u%B>%b %f'
fi

とか. zsh で TERM が dump の場合に PROMPT/RPROMPT を設定しないようにすると tramp で localhost にログインしてファイルの編集が可能に. 以前は tramp でファイルを開くまで結構待たされた記憶があるのだけれども, 流石に localhost だと一瞬でファイルが開けるのであまり気にならなかった.

sudo-ext がなんで駄目なのかは, あとで調べてみよう.


2010/11/15

_ anything 入門

遅蒔きながら anything を使い始めました. rubykitch さんのanythingの導入〜3分で使えるanything.el〜を参考に, とりあえず

(require 'anything-startup)

を設定してみたのですが...

  • 以前 zlc を使っていたためか, TAB で補完+候補選択が手に染みついていて戸惑う.
    • TAB の挙動を適当に設定すれば良いのだと思うのだけれど, どうすれば良いかな.
  • AUCTeX で C-c がそのままだと毎度 jLaTeX になってしまう
    • 元々は pLaTeX -> xdvi だった訳ですが, minibuffer では Command(default:ほげほげ) と出ているので, それを使ってくれれば良いのですけどね.

細々設定が必要みたいだな. とりあえず, 現状の設定は以下の通り

;; Debian にはパッケージがあるのでそれを使ってる.
;; パッケージが無い場合には site-lisp 以下を load
(when (not (locate-library "anything"))
  (setq load-path (cons "~/.emacs.d/site-lisp/anything-el/" load-path)))
(require 'anything-startup)
;; アルファベットで候補選択
(setq anything-enable-shortcuts 'alphabet)
;; C-x b で anything
(global-set-key (kbd "C-x b") 'anything)
;; M-y で履歴選択
(global-set-key [(meta y)] 'anything-show-kill-ring)

2010/11/17

_ evernote-mode を ITP しました.

=EmacsからEvernoteを使うというエントリから, emacs-evernote-modeの存在を知りましたので, おもわず ITP しました.

さきほど荒木さんにスポンサーになって頂きました. EDAM API Library は 2-caluse BSD like なライセンス, evernote-mode は apache version 2.0 license なので数日中には official に入る, と思います. 使い方などは上記リンク先をご覧下さい.

Debian パッケージと本家の異なる点は

  • enclient.rb を /usr/lib/evernote-mode 以下に置くようにした
  • evernote-mode からは直接 /usr/lib/evernote-mode/enclient.rb を叩いている

くらいです.

待ちきれない人はmentors.debian.net/evernote-modeからパッケージのソースを取得して build してみて下さい(このリンク先は本家の unstable にパッケージが収録されたタイミングで消えます).

では.


2010/11/22

_ chromium-browser を使ってみる.

最近 iceweasel の調子が悪い(It's All text の JavaScript がグルグルまわって, Top が酷い事になる)ので, 思いきって chromium-browser を入れてみた.

...が, 体が vimperator に慣れてしまっていて, ものっそ使いづらい... いわゆるオレポータビリティが下がっている(いや, 気にしたことはあんまり無いけど). そんな訳で, vimperator 使いがそれっぽく chromium-browser(chrome)を使えるようになるまで, 幾つか拡張を導入.

導入したのは以下の拡張:

Vimium は vim 風のキーバインドで操作するための拡張. 他にもVimlike Sommzieeなんてのもあるけど, vimperator 使っている時にも char-hints-mod2.js が無いと駄目な感じだったので, Vimium の方が好み. あと gleebox は良い感じ. 以前使っていた bookmarklet を呼びだすのに使えるので手放せない. ショートカットを「:」にして vimperator ポイ呼び出し方にしてみた.

と, 幾つか拡張入れてみましたが, やっぱり慣れるまで時間がかかりそう(思わず o を押してしまったりするし). gleebox いろいろ弄ると良いのかな. 他の人がどうしているのか知りたいところです.

という駄文でした.


2010/11/24

_ squeeze の installer beta 1 を試してみる/network install

結構前ですが d-i beta1 が出ています. 丁度 OSC や KOF で酷使(?)されてきた Sony VAIO type G の環境を真っ新にしたいと思っていたのでテストも兼ねてクリーンインストールしてみました.

インストール前の準備/ハマリ

以前 install した際には USB メモリから installer が起動したのですが, 今回の installer では USB メモリから起動できませんでした. 試しに lenny の installer を使ってみましたがそれも駄目. BIOS の設定で external device からの boot は有効にしているのですが...うーん? 光学ドライブは内蔵していないので, 始めて network install を試してみます((ちなみに USB 接続の光学ドライブの CD からも起動できなかった...なんでかしら)).

network install(pxeboot)の設定についてはDebian GNU/Linux インストールガイド - 4.5. TFTPネットブート用ファイルの準備を参考に. 事前に install する機械の MAC アドレスを調べておくこと.

bootp の導入

DHCP でアドレス配るのではなくて, BOOTP でアドレス決め打ちで installer を起動することに.

$ sudo aptitude install bootp
...
$ sudo update-inetd.conf --enable bootps

bootpの設定ファイルは /etc/bootptab. 上記インストールガイドにもあるけれど「printcap, termcap, disktab ファイルなどでお馴染みの, 例のわかりにくい形式になっています」. 設定は以下の通り

# /etc/bootptab: database for bootp server (/usr/sbin/bootpd)
client:\
  bf=pxelinux.0:\
  ip=XXX.XXX.XXX.XXX:\     # install 対象に振るアドレス
  sm=255.255.255.0:\
  sa=YYY.YYY.YYY.YYY.:\    # tftpd を起動するアドレス
  ha=0123456789AB:         # install 対象の MAC アドレス

インストールガイドでは hd=/tftpboot も指定しているけど, それを書くと駄目だった. これは良くわからない.

tftpd-hpa の導入

特に困る事もなく.

$ sudo aptitude install tftpd-hpa
...

インストール時の質問で tftproot を何処にするか聞かれるので, 適宜答えておく.

インストーラの取得と展開

  • Debian-Installer を使ったインストールからリンクを辿って netboot.tar.gz を取得する. これを tftproot に展開しておく.
  • /etc/hosts.allow,hosts.deny の設定をみなおしておく. tcpwrapper で in.tftp へのアクセスが弾かれていて嵌った

起動後は...

結局 Expert install しか試していませんけれど, 特に問題無く. 良いんじゃないでしょうか? とりあえず installation report ですね.


連絡先など
最近の日記
一覧
2006|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|02|03|04|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|08|09|10|11|12|
2014|01|02|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|09|10|
2016|02|03|
2017|01|02|03|05|06|07|09|11|12|
2018|03|06|07|10|11|12|
2019|01|02|03|04|05|07|10|12|
2020|01|02|03|04|05|08|09|10|11|12|
2021|01|02|03|05|06|07|08|09|11|12|
2022|01|02|03|04|05|06|08|10|11|12|
2023|02|03|04|06|08|09|11|12|
2024|01|02|03|
Back to Top ▲