平衡点
2007/07/16
_ 台風
台風は, 寝ているうちに過ぎ去って行きましたよ. 過ぎた後に方が風がつよくなる, という事を体感しましたが. > みっちー.
_ VMwarePlayer2.0 の設定
以前 VMware Workstation 4.5 で作った仮想ディスクを消してしまった(笑)ので, 「qemu で仮想ディスクを作成する」を試してみた.
環境
- Hard:Let's Note CF-R4, メモリは 1GB に増設済
- Host:Debian GNU/Linux 4.0(etch)
- Guest:Windows XP(SP2 のアップグレード版 + Windows98 の CD)
純正の USB 接続 CD-RW/DVD-ROM ドライブでもって install.
VMwarePlayer の install
落としてきて, 展開. root 権限で vmware-install.pl を実行するだけ.
今回落としてきたのは VMware-player-2.0.0-45731.i386.tar.gz, ver.2.0.0 の Build:45731 ですか.
$ tar xvzf VMwarePlayer-2.0.0-45731.i386.tar.gz $ cd vmware-disturb $ sudo vmware-install.pl ...
途中でネットワークの設定をどうするか聞かれるので,
- ネットワーク設定: NAT
- prove pribate network: no
として, 適当に 192.168.xxx.yyy なんて打っておきます. これにて install 終了.
あと, 必要無い時に起動しない様に, /etc/rc*.d/ 以下から vmnet 起動スクリプトを消しておきます. ついでに vmnet の停止も.
$ sudo update-rc.d -f vmware remove $ sudo /etc/init.d/vmware stop
仮想マシンの作成
仮想ディスクの作成には qemu を使います. 仮想ディスク等を ~/.vmware/vdisk/ 以下に置くとして,
$ sudo apt-get install qemu ... $ $ qemu-img create -f vmdk ~/.vmware/vdisk/winxp.vmdk 8G
とこんな感じで. 実際に作成されるファイルのサイズは 8k ぐらい.
次に仮想マシンの設定
$ cd ~/.vmware/vdisk/ $ vi ~/winxp.vmx ... config.version = "8" virtualHW.version = "4" displayName = "Windows XP on VMware Player" # ----- Memory size for guest OS ----- memsize = "256" # ----- Virtual HDD image ----- ide0:0.present = "TRUE" ide0:0.fileName = "windows.vmdk" # ----- nvram ----- nvram = "windows.nvram" # ----- CD-ROM Drive ----- ide1:0.present = "true" ide1:0.fileName = "auto detect" ide1:0.deviceType = "cdrom-raw" # ----- FDD ----- floppy0.present = "FALSE" # ----- USB ----- usb.present = "FALSE" # ----- Network ----- ethernet0.present = "TRUE" ethernet0.connectionType = "nat" # ----- Select Guest OS ----- guestOS = "winxppro" # Windows XP Professional # ----- Sound ----- sound.present = "TRUE" sound.virtualDev = "es1371" ide1:0.autodetect = "TRUE"
こんな感じで. usb.present = "TRUE" にしてあると, ide1:0 と混乱するみたい.
Windows XP の install
USB 接続のドライブに CD を入れて, vmware を起動すると, install が始まった.
... 終わった. 仮想ディスクのサイズは 1.6 GB ぐらい.
vmwaretools の install
vmwaretools が導入されていないと
- 時計がズレる
- マウスが挙動不審
- 仮想マシンの解像度が低くなる
わけで. vmwaretools を install したいわけ. だけど, VMwarePlayer には vmwaretools が同梱されていない.
VMware 社の公式見解として, OK が出ているらしいので linux 版の VMwareWorkStation に含まれている, vmwaretools を入手する. WorkStation の tar.gz 自体はすぐ入手できるので, そこから windows.iso を取りだす.
この iso イメージを仮想マシンから読む. 仮想ディスクと同じ場所に置いて, .vmx ファイルに
ide1:0.present = "true" ide1:0.fileName = "windows.iso" ide1:0.deviceType = "cdrom-image"
なんて指定して起動すれば良い.
音鳴らし(esd+alsa:dmix)
host OS側で音を鳴らしている(/dev/dsp を掴んでいるプログラムがあると) guest OS 側では /dev/dsp を叩けずに, サウンドデバイスが使えません. また, guest 側で /dev/dsp が叩けても, 音飛びが酷くて, そのままでは使いモンになりません.
解決策は幾つかあるみたいですが, host 側の alsa の dmix (mixer プログラム)と esd(enlightment sound daemon) を使ってやると良い感じで音が鳴らせます. 偶に飛んだりしますが, 許容範囲.
alsa:dmix の設定はデフォルトのまま. esd の設定で, /etc/esound/esd.conf に
[esd] auto_spawn=1 spawn_options=-terminate -nobeeps -as 5 -d default spawn_wait_ms=100 # default options are used in spawned and non-spawned mode default_options=
みたいにしておく. あとは vmwaredsp で esddsp の様に wrapper してもらう.
http://platan.vc.cvut.cz/ftp/pub/vmware/
から, vmwaredsp-1.3.tar.gz を落としてきて install する.
以前は vmware を起動させる度に esd も起動していたけれど, 最近は
if [ -d /tmp/.esd ] ; then echo "esound daemon is already started" else exec esd & fi
なんてのを .xsession に仕込んでいる.
感想
qemu-img で仮想ディスクを, テキスト形式の .vmx ファイルで仮想マシンの設定を作成するだけで, VMWare の仮想マシンが作成できた. 多分今後も個人で使う分には VMPlayer で困らない, と思う.
VMware Workstation には, スナップショットが取れる, とかネットワークの設定が柔軟に変えられる, とかイロイロ便利な機能がある(事は知っていて, 実際に使っていた)けれど, やっぱ学生に福沢さん数人分はデカい.