平衡点
2017/02/03
_ tmux 2.3 での East Asian Ambiguous Character
tmux が 2.3 に上がってから,emacs -nw で SKK 使って文字を入れていくとズレズレになって悲しくなっていた. 状況としては,半角分ズレた所に確定した文字が入力されて,どんどんズレていく,といった所. ロケール弄ったし,wcwidth の値も Emacs 側での文字幅の設定もあっている筈なのに,ぐぬぬ.
...とかやっていた訳ですが.
- tmux 2.2 以降で East Asian Ambiguous Width Character を正しく表示させる方法
- tmux 2.3 において East Asian Ambiguous Character を全角文字の幅で表示する
ようやくすっりした,というか
tmux 2.2 からは wcwidth(1) を使うようになり、独自テーブルをやめてロケールの情報から文字幅を得るようになった https://github.com/tmux/tmux/commit/26945d7956bf1f160fba72677082e1a9c6968e0c 。 が、このコミットをよく見ると setlocale(LC_CTYPE, "en_US.UTF-8") で固定されており、LC_ALL や LC_CTYPE に関係なく en_US.UTF-8 が使われる。 tmux は UTF-8 を前提としており、そこを固定したい気持ちは分からなくもないが……
[from:tmux 2.2 以降で East Asian Ambiguous Width Character を正しく表示させる方法]
というわけで,
- 曖昧文字幅を二文字幅にする.← wcwidth-cjk や locale の直接修正で
- tmux.c での setlocale(LC_CTYPE, "en_US.UTF-8") を止め,setlocale(LC_CTYPE , "") とする
としたところ,状況が改善.あとは pane border.
aptitude なんかだと checker board なんかも使われるので,思いきって ACS エントリ全部 ASCII で書き変えてみたら,良い感じに.曖昧じゃない一文字幅の ACS entry に入れられる罫線文字種ってないかな....
(追記) 単に ACS 全部使うだけなら,それはそれで良いんだけれど,最近の VTE ベースの端末は ACS を Unicode の Box Line Drawing char で表示するので問題が元に戻ります.rxvt-unicode なんかだと,幅は locale を見てくれるし,ACS はそのまま表示してくれるので,辻褄が合って大変良い状況なのですが...